■スタンディング袋の自立方式の種類
スタンディング袋の自立方式には3種類あります。
1・底材両面シーラント型強力スタンド袋

底材両面シーラント型強力スタンド袋
袋を自立させる時、胴体及び底部を支持させる為、底ガゼットが開かないように底材サイドシール部の袋外面同士を密着させる必要があります。しかし底材に胴材と同じ通常のラミネートフィルムを使用すると、その密着させたい部分が基材となり溶着できません。そこで底材の材質を両面シーラントとすることで底部分の袋内面・外面とも溶着出来る様になります。
●特徴
- サイドシール底材部分が全て密着しているので内容物が水物や重量物でも底がへたれにくい。
●使用例
- 災害用袋バケツなどの高信頼性を必要とするスタンド袋。
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両面シーラント底材の使用状況 |
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両面シーラント底材フィルム |
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2・ドイパックスタンド袋

ドイパックスタンド袋
袋を自立させる時、胴体及び底部を支持させる為、底ガゼットが開かないように底材サイドシール部の袋外面同士を密着させる必要があります。しかし底材に胴材と同じ通常のラミネートフィルムを使用すると、その密着させたい部分が基材となり溶着できません。そこで底材の一部にパンチ穴を開け、そこを通して胴材同士が溶着するように工夫されています。
●特徴
- サイドシール底材部分が一部分しか密着していないので内容物が水物や重量物だと底がへたれる。
●使用例
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3・半折ガゼットスタンド袋

半折ガゼット力スタンド袋
1枚のフィルムを折り込んで製造します。内容物自体がトレイなどの形状を持ち、袋そのもので自立支持をしない場合に使用できます。
(底ガゼットサイドシール部は開いています。)
●特徴
- フィルム1枚から折り込んで製袋するので大きい袋ができません。
●使用例
- 麦茶袋など内容物がトレイに入った軽量物を充填するスタンド袋。
- 店頭陳列時に袋を立てて陳列と重ね積みの陳列、双方が想定されるスタンド袋。
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両面シーラントフィルムを使えばVカット無しの通常の形のスタンド袋もできます。 |
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重量物には向きません。 |
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半折部にシールすることもできます。 |
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■各自立方式の比較
方式 |
利点 |
欠点 |
底材両面シーラント型強力スタンド袋 |
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ドイパックスタンド袋 |
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半折ガゼットスタンド袋 |
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